とうとう

 GWに入った。

桜は無事に散って、緑の葉だけが残り、私は密かに安堵する。

誰かのために生きて、誰かの命と引き換えに死にたいという願いも今は消えて、ただただ、顔も知らぬ子ども達のために頑張りたいと決めた。

 

あの人は、過去に虐待経験があった。それは私が21年間、知ることがなかった事実で、衝撃と共に納得、というか心のどこかで、ストンと腑に落ちた感じがした。だからあの人はいつもああだったんだ。虐待の連鎖とか、私は信じたくない。でも確実にこの人はそれに当てはまる人で、それは21年間、家族として同じ空間にいた人なら誰もが同意するほど、顕著に表れていた。不遇。不運。でもきっと珍しくない。完璧な家庭の方が奇跡だし、とてつもなく稀。

 ところで、完璧な家庭ってなんだろう。

 

 

子どもは親を選んで生まれてきた。

こういう迷信じみた薄っぺらい話は基本的に信じない。そんな話が本当なら、生後間もなく、親に殺された子ども達は?長い期間、実の親から性的な虐待を受け、何度も子どもをおろした子ども達は?暴力にひたすら耐えて、小さな希望を胸に必死に生きてきた子ども達は?

そんな彼女、彼らにはなんて説明してあげたら良い??私は絶対に信じない。そんな事が言えてしまうのは、そういった家庭を知らずに育つ事ができた人だからだって思う。

良いなと思うけど、そんなバカげた妄信は自分の中だけで留めてもらいたい。他人に強要するなんて、聞いた人によれば「死ね」と言われたようなもんだ。福祉を勉強してから、簡単に口にしてはいけない言葉をいくつも学んだ。日頃から当たり前のように話していた言葉の端々に差別や人を追いやるような単語が入っている。

気付かないうちに私達は、加害者になっているのかもしれない。

知らぬ間に、大切な人を傷つけないよう細心の注意を払いながら、今日も私は友達と楽しい時間を共に過ごす。

 

 

頭が相手の心と繋がれば楽なのにね。

サトラレになってしまいたいと思う自分と、そうなったらすぐに逮捕される自信がある自分。脳内は簡単に見せちゃだめ。

 

夢占いをした。最近は毎日パンチのある夢を見るから。

今日は、ハムスターを飼う夢で、薄紫色で赤ちゃんハムスターだった。でも、容器を振り回して壁に当てちゃって、ハムスターは死んじゃった。

 

ハムスターの死は、大切な人との不仲や、恋の波乱万丈?を示すみたい。

大切な人って誰だろう。しばらく考えたけど、女の子しか出てこなかった。

恋の相手って誰だろう。誰の顔も出てこない。そういう時期みたい。誰も好きじゃない時期。みんな好きで、みんな嫌いな時期。

とか、私はいつも言っている気がするなあ。そのうちねーそのうち。

 

もうすぐで春は終わるのかな?期待と不安を教えてくれる春に敬礼。今年もありがとう。いつまでも甘えてはいられないね。また、来年。